いつも通る道の桜の花が、殆ど満開状態になってきた。
いつもながら風情を漂わせて、道行く人達を楽しませている。
私の肩にも、風にゆられて、花びらが1つ2つかかる。
ああー。いい気持。風邪もあるが、冬吹く風と違い、
ほほにあたるのが、優しい。
道行く人達の、服装が春らしくなっている。
反対側の歩道を、みごとな桜の花を、見上げながら顔見知りの
おばあさんが、手提げくるまを押しながら歩いてきた。
ずーと桜から目をはなさないで、尚も歩き続けている。
私との距離がおばあさんと、ちかずいてきた。
このままだと、私にもきずかれないだろうと思った矢先、
3~4メーター先に、子供が遊んでいったのか、小石が3個ほど
つんでいるのがみえた。
危ない。もしかして、おばあさんがつまづかれたら・・・・・。
「こんにちは、桜がすごくきれいですね。」とっさに声をかけた。
「本当にきれいですよね。私、桜の花が大好きですの。」
ようやく私にきずかれ、顔を見せられた。
二言三言立ちばなしされ、また、手提げ車をおしながら
こんどは、しっかり前を向いて歩いていかれた。
勿論、心配した小石も、ひょいとよけながら。
ああー、ほっとした。
テレビを見ていた主人が、何かを書いている。
番組を見終わって、1枚の紙を私にくれた。
『物忘れ、防止法』とその紙に書かれていた。
●脳の中の 『海馬』を鍛えるとよい。MRI等で大きさが分かる
●頭を使うとよい。ネットワークをふやす
●脳には歩くのが良い。(ウオーキング30分)色々な道をかえる
●笑い(作り笑いでも良い)人とあってしゃべる。
●やっていない事をする 右手ばかりでなく、左手をつかうとか
●食べ物は カレーが良い カレーの中の『ターメリック』がよい
(脳の中の悪いものがとける)
●緑黄野菜もよい
「それに、インド人には、ぼけた人はいないんだって。」
「へえー。そうなんか。カレーが良いのね。だったらこれから
出来るだけカレーにしましょうよ。」
「そうやな。」
主人から、良きせぬ返事がかえってきた。
今まではカレーを食卓に出すと、決まって、
「胃がもたれるわ。」と言っていたからだ。
早速、今日のメニーは決まりね。私の大好物のカレーに。
畑から取り立ての、新鮮な小松菜を頂いた。
早速、根元の土を丁寧に洗い落とす。
スーパーで買ったのは、元々綺麗に洗ってあるので、
この作業も新鮮に感じる。
さて、どうして頂きましょうと、思案する。
まず、半分は豚肉といためる事にしましょうか。
もう半分はおつけ物好きの、主人の為にぬかづけにしましょう。
その為には、以前にぬかづけしていた、きゅうりとなすびを
取り出さなければいけない。
冷蔵庫の野菜室から、トーストを入れる位の大きさの箱をとり出す。
ふたをあけると、取り出すタイミングが良かったのか、
なすびは紫色に、きゅうりは緑色に、鮮やかな色が残っている。
古漬けでもなく、1夜漬けのようでもなく、適当な漬かり具合だ。
まないたの上に乗せ、チョンチョンと細かく切ながら、一寸つまんで、
口に運ぶ。
ウワー。美味しい事。美味しい事。
主人の喜ぶ顔が浮かんできた。
「封筒の宛名書きをおねがいしたいのですが」
もっきん堂から少し離れた、会社の奥様がお見えになった。
子供が小学生のころは、入学式や卒業式などで顔を見かけ
挨拶程度はしていたが、あちらさまは男の子、我が家は
女の子なので、懇意にして頂くことはなかった。
その奥様が何十年ぶりかで、お見えになった。
「○○さんですね。」
昔からおとなしくて綺麗な方だったが、少しだけお年を
召されたと思う程度で、美貌は衰えていない。
「今度主人と息子と、社長交代しますので、何かにつけ大変です。」
「まあー、それはおめでとうございます。でも大変ですね。」
「ありがとうございます。」
「息子さんは御幾つになられたんですか?。」
「もう、40歳になりました。」
「まあー。そうですか。」
あの頃、まだ小学生だった男の子が、りっぱになられて
会社を継承し社長になられるんだ。
『光陰 矢の如し』とはよくいったもの。
「主人はまだ、譲りたくなかったんですが。」
「そうでしょうね。まだ、ご主人はお若いですものね。」
時の流れというのは、否応なしに、前、前と事を進めていく。
若社長さん、身体にきをつけて、頑張ってください。
そしてもっと、もっと繁栄させてくださいね。
気温が12度というのに、風があるせいか寒く感じる。
ついこの間までは、地元の神社の桜の新芽も、でているか
いないかよく分からなかったのに、今朝見れば、桜の花が
3分咲きになっている。
この花はなんて不思議な花でしょう。
まだ、3分咲きしかしていないのに、景色が明るくなる。
桜の花が満開の木の下で、今年こそは色々ともちよって
お花見をしてみたい。
「今年は桜の花が満開の下で、花吹雪をあびながらおかしを
もちよって、お花見をしょうね。」
毎年同じことばをかけあっているが、実行されたためしがない。
その頃になると、忙しかったり、だれかが体調をくずす。
それに、出来ない原因の1番は、桜の花の盛りが短いことだ。
「桜の花よ。この綺麗な私をみてちょうだいね。」と言わん
ばかりに下を向いて咲きはじめたのね。今年も。
短い桜の花の命。精一杯咲いて、私達を楽しませておくれね。

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古川悦子 (もっきん堂代表 賞状書士) もっきん堂のサイトへお越しいただきまして、誠にありがとうございます。私が賞状書士の古川悦子です。アナタが体験する感動の瞬間のために、全力で製作に取り組みさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。日々、ブログなども書いておりますのでお暇な時にご覧ください。よければ暖かいメッセージお待ちしております! 贈り物と感謝状のもっきん堂ブログ |
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