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国立文楽劇場初春公演にいって。

夕方お友達と国立文楽劇場へ、文楽初春公演を観にいく。
待っている間に、飾ってある人形の前で、ボランテャの方が
説明して下さった。

「赤い顔した人形は、悪者と思ってください。」
「お姫様の人形のきているお着物は、若い娘さんが着る振袖よりも
値が高いんです。」

(へえーそうなんだ。)と、びっくりする。
「お人形さんが持ちそしてひく三味線と、脇でひかれる三味線と
見事に合いますから、そんな所を見てください。」

「足の動かし10年、頭と右手10年 かかると言われています。
だから人間は1人だけ顔を見せますが、後黒子2人と合計3人で
1人の人形を動かします。

息の合ったところ良く見てください。」
文楽を見るのは、初めてなので、説明して頂いたのが有り難かった。
今日は3演目だ。

第1演目は『七福神宝の入り船(しちふくじんたからのいりふね)』
宝船に乗り込んだ七福神たちが宴席に興じ、福徳を授ける神々が、
琴、胡弓といった楽器を奏で競う様である。

まず、華やかさに圧倒され、人形が琴、胡弓を奏でているのかと錯覚した。

第2演目は『祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)
戦国時代の勢力争いの中、天下を望む松永大膳と、木下藤吉朗の
知恵比べが、絢爛たる金閣寺を背景に展開された。

金閣がセリに乗って、昇降するダイナミックな舞台には仰天した。

第3演目は『傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
飛脚屋忠兵衛と、遊女梅川の物語だ。
人間国宝の竹本住太夫さんと同じく人間国宝の吉田蓑助さんのを

初めてきかしていただき、拝見させていただいた。
素人の私でも、すばらしいのがよくわかった。
何故なら、ひきこまれたからだ。

ああー、今日は色々勉強し、楽しい思いをした、1日だった。



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古川悦子
(もっきん堂代表 賞状書士)
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